みなさん、初めまして。関東支部レンジャーの沼田(ぬまた)です。

たべもの・いきものに関係する話として、クモの糸を紹介します。

クモの糸は強いと、色々なところで話を聞きます。
きっと皆さんも、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

でも、実際に強いかどうか調べたことはありますか??
引っ張ってみたことは、ありますか?

試すのは簡単です。

日本各地に生息しているメスのジョロウグモは、とても強い糸を作ります。
きっと学校の周りや、公園で見つけることができると思います。

SPring-8敷地内のジョロウグモ(メス)
SPring-8敷地内のジョロウグモ(メス)

写真の中のクモの巣は見えますか?
クモの糸と一言でいっても、クモは様々な糸を作ります。
分かりやすい例として、
Fig2
クモの巣は、もちろんクモの糸です。
一方で、クモが落ちた時に出す糸もクモの糸です。
同じクモが作る糸の場合、どちらが強いのでしょうか?

クモが落ちた時にだす糸は、「けんいん糸」と呼ばれ、強さと伸びを兼ね備えた高タフネス素材として知られています。
伸びるのに、強い、素晴らしい高分子です。
ジョロウグモのけんいん糸は、金色でとても綺麗です。

一方で、クモの巣の一部であり、クモのエサとなる虫などが捕獲される糸もあります。
このエサを捕える糸は、虫の衝突や風などでは、なかなか壊れません。
このクモの糸もとても丈夫ですが、強さよりも伸びなどの柔軟性に優れています。

一般的に、強い!と言われているクモの糸は、けんいん糸です。

でも、他のクモの糸も様々な特徴があります。
クモの種類によっても、糸の特徴が変わってきます。

南国にいる大きなクモ
南国にいる大きなクモです。糸も強いです。

ぜひ、暖かくなったら、クモの糸の強さを調べてみてください。
(セアカゴケグモのように毒のあるクモもいるので気をつけてください)
束にすると、本当に強いですよ!!!

ぬまたレンジャーは、クモ糸のような、アミノ酸が繋がった高分子を研究しています。

クモの糸などの自然の素材を通して、高分子に興味を持ってくれると嬉しいです!

ぬまたレンジャー