コラム4で隼人くんが家族に出したクイズの中にプラスチックの原料は石油ということが話題にあがりましたね。
石油からではなく、植物のような自然の資源からつくるプラスチックは、バイオプラスチックとよばれています。
トウモロコシからつくるポリ乳酸は、代表的なバイオプラスチックです。
トウモロコシはでんぷんを多く含みます。
このでんぷんを発酵させると乳酸ができ、この乳酸がプラスチックの原料となります。
でんぷんを含むサツマイモ、ジャガイモ、サトウキビからもバイオプラスチックをつくることができます。

コラム4_Bioplastic_ひらさか編
図 バイオプラスチックの製品サイクル
ポリ乳酸は、石油からつくるプラスチックにくらべて、熱に弱いのが欠点です。
一般的なポリ乳酸は、約180℃で溶けてしまいますので、ポリ乳酸で作ったシャツはアイロンをかけることができません。
そこで、分子の構造を工夫して、約220℃にも耐えることができる高性能なポリ乳酸も、開発されています。
それでは、ポリ乳酸はどこに使われているでしょうか?
一般的なポリ乳酸は、植物由来の人にやさしい繊維であることから、タオルやティーバックなどに使われています。
また、ポリ乳酸は、土の中で微生物により分解しやすい性質があり、最終的には二酸化炭素と水にまで分解されるため、環境にやさしいプラスチックとも言われています。
そこで、ゴミ袋から農業・土木にも使われています。
トウモロコシやサトウキビなどの生物資源は、バイオマスとよばれています。
バイオマスからは、エタノールをつくることができます。
そして、このバイオエタノールを利用することにより、石油から作っていたポリエステルの原料となるエチレングリコールをつくることができます。
このような植物由来のプラスチックを一部に使用したPETボトルも、販売されています。
緑色のキャップのPETボトルが代表的な製品です。

コラム4_製品写真_ひらさか編
図 バイプラスチック製品
身の回りの植物由来のプラスチックには、その説明が書かれていますので、探してみませんか?

ひらさか まさお