こんにちは。

学生レンジャーの道堯です。

 

野々山レンジャーまつもとレンジャーに引き続いて、イーメックス株式会社さんの企業紹介、第三弾をお送りします。

 

今回のテーマは「電池」です!

 

みなさん、電池といえば、どんなイメージがありますか?

 

実は、電池には、大きく分けて二種類あります。

 

一つ目が、充電できない電池です。

リモコンなどに入っている、乾電池がその代表例ですね。

高校の化学ではこれを、一次電池と習います。

 

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二つ目が、充電できる電池で、こっちは高校で二次電池って教わりますね。

たとえば、みなさんが今使っているスマートフォンやタブレットなどに入っている、リチウムイオン電池が一番身近な例だと思います。

 

このリチウムイオン電池は、充電できる電池として、いま世界で最も普及しています。

これまでに開発されている電池の中で、とりわけ小型でパワフルで長期間使えるという性能を持っているからです。

ですが、みなさんも経験あるように、たとえばスマートフォンは数年も使っているとどんどんバッテリーの寿命が短くなってしまうという弱点もあります。

 

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イーメックスさんは、このリチウムイオン電池に取って代わるような、次世代の充電できる電池、その名も「キャパシタ電池」を開発しています。

どんな電池かといいますと、電池のプラス極に高分子を使っているんです。

 

一般的な電池では、プラス極に金属を使っています。

なぜかというと、これも高校の化学で習いますが、普通の電池は、金属を使った「酸化還元反応」という化学反応によって電気が作られる仕組みになっているからです。

スマートフォンがときどき熱くなるのは、この化学反応が原因なんですよ。

 

イーメックスさんは、これまでの常識だった電池の動く仕組みそのものを変えてしまって、化学反応を伴わない、まったく新しい高分子入りの電池を開発することに成功したんです!

つまり、この電池はまったく熱くならないという特徴を持っています。

 

そのキャパシタ電池を、今回特別に見せていただきました。

薄くて小さくて、形はスマートフォンの中に入っているバッテリーと同じくらいの大きさなんですね。

 

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このキャパシタ電池に入っている高分子は、「導電性高分子」と言って、電気を流すためのイオンを自在に放出したり、取り込んだりできる性質を持ってます。

これまでの記事で紹介されている、「高分子アクチュエータ」なども、似た材料でできているんですよ。

下の写真の黒い部分が、実際に電池に入っている導電性高分子だそうです。

 

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このキャパシタ電池のすごいところは、リチウムイオン電池と比べて、長く使えて、よりパワフルで、充電も速くて、しかも安いんです!

特に使用期間については、スマートフォンのバッテリーが数年で衰えてくるのに対して、この電池だと20年くらい使えるようになるらしいのです!

 

さらに、イーメックスさんではこのパワフルな電池を、電気自動車に応用することに成功しました。

ガソリンの代わりにキャパシタ電池を積んで、実際に車を走らせることができたんです。

実際に動く様子が動画になっているので、興味があればぜひ見てみてください。

 

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まだまだ開発段階ですが、リチウムイオン電池よりも少ない量でパワフルな電気を産み出せるので、未来の世界では、みんながキャパシタ電池によって走る電気自動車に乗っているかもしれません。

 

 

さて、ここまで三回分にわたってイーメックス株式会社の最新の研究開発について紹介してきました。

近未来の技術をたくさん垣間見ることができましたね。

これまでも、そして将来も、高分子が世界の便利をつくりだしていきそうな気がします。

 

それではまた、次回の企業訪問の記事もぜひお楽しみに!

 

みちたかレンジャー