関西支部の井本裕顕(いもとひろあき)です。
関西地区で化学を中心として活発に研究活動をしている大阪府立千里高等学校の理科研究部を紹介させて頂きます。
取材アシスタントとして、私の研究室に所属している学部4回生の川島育生君にも同伴してもらいました。
川島君の母校でもある千里高校は、阪急千里線・山田駅から徒歩10分ほどの閑静な住宅街にあります。
服装が私服なので、大学のような自由な雰囲気がありました。
放課後の高校にお伺いしましたが、まず驚いたことに、すれ違う生徒さんが必ず挨拶をしてくれます。
とてもしっかりした高校という印象を受けました。
さて、私が取材させてもらった理科研究部は、顧問の松浦紀之先生と3年生5名・2年生1名・1年生7名(2名が兼部)で構成されています。
取材に訪れた11月中旬は、大学受験や期末試験前でかなり忙しい時期でしたが、松浦先生と8名の生徒さんが協力してくれました。本当に感謝しています!
2008年に化学実験が好きな生徒が自主的に行った研究が、高校化学グランドコンテストで文部科学大臣賞を受賞したことがきっかけで、活動を停止していた理科研究部が復活しました。
その後、様々なコンテストで入賞を重ねており、最近は日本代表としてアメリカや台湾での国際的な舞台でも活躍しています。
4月に入部した1年生は先輩の補助や練習実験を通じて、器具の使い方を学び実験に慣れていきます。
そして6月頃になるとテーマを決めて研究に取り組みます。
大学の研究室とかなり似ていますね。
テーマはペアやチームを組んで行うこともあれば、個人で行うこともあるなど、フレキシブルです。
顧問の先生がおられる放課後には、ほぼ毎日活動しており、夏休みもしっかり活動しています。
テーマは、「銅と濃硫酸との反応により生じる黒色物質の成分分析」「染色法によるタンパク質繊維の判別」など多岐に渡っています。
部屋をさっと見たところ、大学や専門機関でも使う吸光光度計・液クロ・UVランプなどの機器が整っており、充実した環境です。
成分分析などで装置が無い場合には大学にも協力してもらうなど、研究のレベルはかなり高度です。
また、オゾンの実験などに使う自作装置もみられ、創意工夫が凝らされているのが分かりました。

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いもとレンジャー