インタビューにご協力頂いたのは、次の8名です(敬称略)。
(3年生)田久保・堀内・吉田、(2年生)王、(1年生)田中・關・吉村・渡辺

○どんなテーマをやっていますか?
――まず、3年生の皆さんがやったテーマを教えて下さい。
田久保:タンパク質からできた繊維を染め分ける手法について研究しました。JSEC(高校生科学技術チャレンジ)で発表しました。
吉田:台湾の高校生と共同研究を行い、テーマはコイルの中に電池を通して走る電車でした。日本と台湾の高校で連絡を取り合いながら手分けして条件検討しました。
堀内:テーマはたくさんあって、初めはオゾン濃度測定をやっていたのですが、次に食品中に含まれるタンパク質の定量、エタノール・水混合物の密度測定などをやりました。(そのほか、オゾン・NO2・炭化水素を混合して紫外光照射する実験、インドフェノールを用いたタンパク質の吸光分析、銅と濃硫酸から生成する黒色沈殿の分析などを教えて頂きました。)
――1年生・2年生は今、何をテーマにしているのですか?
渡辺:ベネジクト液で糖を還元した時に出来る酸化銅コロイドのサイズについて研究しています。
王:デュマ法を用いてエタノールやヘキサンの分子量を測る実験をやりました。
田中:(關・吉村とチームで)銅と硝酸を反応させた時の、硝酸濃度によって発生する気体の違いについて研究しています。
――いろいろなテーマをやられていますね。成果を期待しています。

○理科研究部入ったきっかけは?
――ひととおり活動内容が分かりましたので、入部したきっかけを教えて下さい。まずは3年生から。
堀内:中学生のころから知り合いだった先輩に勧められて入部しました。
吉田:私は、先輩たちが海外のコンテストに出られたと聞いて入部しました。
――実際に吉田さんも台湾に行かれましたよね?
吉田:はい。
――素晴らしい!お二人とも先輩の影響が大きいのですね。
――田久保君はなぜ入部したのですか?
田久保:もともと入っていた部活を辞めた後に、親に勧められました。
――では、1年生・2年生はどうでしょう。
王:理科にもともと興味があって、理科研究部に入ってみたいと思いました。
渡辺:器具とか試薬とかが面白そうで使えるようになりたかったです。
――確かに、科学研究独特の魅力がありますよね。他の方は何に興味がありましたか?
關:昔から生き物を探すのが好きで、生物に興味があって理科研究部に入りました。
吉村:私は天文に興味がありました。
田中:先輩たちのテーマを聞いて面白そうだと思いました。
――いいですね!ぜひ面白いテーマを進めて行ってください。

○未来の素材について聞かせてください
――最後に、こんな素材があったらいいな、と思うものを聞かせてください。
田久保:衝撃を吸収してくれる服があれば、交通事故にあっても怪我をしないですみそうです。
王:金属が錆びたり、プラスチックに傷が入ったり割れたりしても、自然に治る素材がほしいです。
――まさにそういう材料は次々に生まれています!1年生の皆さんはどうでしょう?
渡辺:ずっと使っても疲れないペンが欲しいです。軽く握っても、汗をかいても滑らないグリップがあればいいと思います。
關:酸を使った実験をしても腐食しない素材が欲しいです。
――確かに、簡単そうで難しいものばかりですね。他はどうでしょう?
吉田:血管や臓器が全部人工的に作れたらいいなと思います。
堀内:彫刻などの芸術作品をプラスチックで作れたらいいです。金属や瀬戸物、石のような見た目で、プラスチックでできていたら割れないので。
王:全部プラスチックでパソコンが作れないかなと思います。いまは中に金属が入っていますが、全てプラスチック(有機物)で作れたら、人間みたいなものができると思います。
――ものすごく面白いテーマですね!3Dプリンターやフレキシブルデバイスの技術が発達していますので、近い将来かなうかもしれません。
syuzaihuukei

○レンジャーの感想
本当に忙しい期間でしたが、どの部員もとても真摯に対応してくれました。
特に印象的だったのは、未来の新素材への関心の高さでした。
既に実現されているものや、まさに研究開発の真っ最中のものなど、話していてこちらも楽しくなりました。
願わくは、いまの中高生の人たちが叶えてくれると嬉しいです。
最後に、千里高校理科研究部のみなさん、ありがとうございました!

いもとレンジャー