みなさん、こんにちは。今回は、光で加工できる高分子(ポリマー)を紹介します。

みなさんが普段使っているパソコンやスマホ、これらの電子機器の性能を上げるためにポリマーが使われていることは知っていますか?

パソコンやスマホのサイズを小さくしたりソフトウェアの動作を速くしたりするためには、とても細かくて複雑な模様が描かれた部品が必要です。
なんと模様の細かさは、数10~数100ナノメートルスケールです。

ナノメートルは長さの単位で、1ナノメートルは10億分の1メートルと同じです。
原子が約10個つながった長さが1ナノメートルなので、非常に細かいですよね?
もちろん肉眼では見えません。
数10~数100ナノメートルスケールの模様を描くことは、とても難しいのです。

ここで活躍するのが、光で加工できるポリマーです。

世の中には、光と反応して性質を変えるポリマーがあります。
このポリマーの性質を利用して、光があたった部分のみを残す(または除去する)という技術が開発されました。
この技術は、専門用語でフォトリソグラフィといいます。

フォトリソグラフィ技術を使えば、部品に細かくて複雑な模様を描くことが可能となるのです。
昔のパソコンは今よりもはるかにサイズが大きくて、その一方で処理速度が遅くデータ記録容量も小さかったのですが、フォトリソグラフィ技術の発展によって小さくて高性能なパソコンが登場しました。
スマホやゲーム機の進化もこの技術のおかげといえます。

この技術は、薄型ディスプレイにも使われています。
ハイテク社会を支えているのはポリマーといっても良いでしょう。

数年後にはもっとすごい電子機器が登場するかもしれませんね!

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写真:フォトリソグラフィ技術が利用されている電子部品の一例

はらレンジャー