みなさん、こんにちは!学生レンジャーの高橋です。
みなさんはどんな夏休みを過ごしていますか? 私のいる北海道札幌市は涼しく快適です。

好評である「高分子関係の企業取材」企画の第三弾ということで、今回は「株式会社サイフューズ」さんにお邪魔してきました!

さて、私たちが訪問してきたサイフューズさんは東京大学本郷キャンパス内の施設にある会社です。
サイフューズさんは様々な種類の細胞を好きな形に配置する装置「バイオ3Dプリンター(レジェノバ®)」を開発しています!
配置した細胞同士をくっつけることで、血管や臓器といった様々な「組織」を作成し、再生医療(人の自然治癒を助ける治療)や創薬研究(新しい薬を作る研究)に活かされています!

細胞を立体的に並べて、組織を作っている様子。
今回の連載を読み進めると仕組みがより詳しく分かると思います!

今回の連載では
①3Dプリンターってそもそも何?
②細胞をインクとして使う!?
③できあがった3D造形物の応用について
の3本立てで紹介していきたいと思います!
記念すべき連載第1回目となる今回は、そもそも「3Dプリンター」ってなんだろう? という所から入っていきたいと思います!

最近はいろいろなところで耳にするようになっていきた「3Dプリンター」。昔は何百万円もしましたが、今はお求めやすい価格になってきました(安いものは数万円。高橋レンジャーもラボで使ってます)

3Dは3次元、つまり私たちのような立体のことを指します。
プリンターは紙にインクで印刷する機械のことですね。
ということは、3D+プリンターは「立体を印刷する機械」と言うことができるでしょう。

さてさて、立体を印刷できる3Dプリンターですが、その「インク」となるのが、私たちの大好きな「高分子」です!

ざっくりと3Dプリンターの印刷の仕方には以下の2つがあります。
①熱溶解積層法:
温めると溶ける高分子の性質を利用して、どろどろの高分子を重ねて立体にする方法
②光造形法:
小さな分子の集まりに光を当てることで高分子に変え、形を作っていく方法

印刷方法の仕組み。高分子の性質を利用して形を作っています。

これらの方法を説明するだけでも、「高分子」の面白さがたくさん分かります!
詳しくはまた別の機会に簡単にお話しできたらいいなーと思っています。
通常のプリンターは紙に2次元の画像を印刷します。3Dプリンターは立体を作ります!

そんなこんなで、最近では好きな形を高分子で自由に作れる時代がやってまいりました!
これだけでも技術の進歩ってすごいなーと思いますよね!
さ・ら・に! 最近ではインクの種類は高分子だけではなく、金属・セラミックなども印刷できるようになってきました!
そしてそして…
ついに「細胞」までも3Dプリンターで出力できる時代になりました!

…凄くないですか?

詳しくは第2回連載:「細胞をインクとして使う!?」に続きまーす!

高橋レンジャー