2018年ノーベル化学賞は「進化分子工学研究への貢献」でフランシス・アーノルド(Frances H. Arnold)氏ジョージ・スミス(George P. Smith)氏、英国人のグレゴリー・ウィンター(Gregory P. Winter)氏の3名に授与されました。

その内容は・・・ChemStationなどのサイトで速報として説明されているので是非そちらをご覧ください。

でも、分子進化工学ってちょっと難しいですよね。

分子進化工学で重要な分子の一つとしてタンパク質があります。タンパク質って聞いたことはあるし家庭科で習った五大栄養素の一つなので食べ物の中に含まれていると言うことは知っているかな?でも、そもそもタンパク質って何だろうという疑問があります。そこで高分子未来塾®では、2018年のノーベル化学賞の研究についての理解の一助にしてもらうために、まずはタンパク質の基本について解説しようと思います。

①タンパク質ってなぁに?

タンパク質と聞いて思い出すのは家庭科の授業ではないでしょうか?そうです、炭水化物や脂質等と並ぶ五大栄養素の一つです。

②タンパク質は何のために食べるの。

タンパク質は食べると自分の血や肉の材料になります。血や肉はタンパク質でできているからです。しかし食べたタンパク質は、そのままの形では利用されません。実際には消化してから利用します。

③タンパク質は消化されるとどうなるの?

タンパク質は消化されるとアミノ酸になります。タンパク質は科学的にはアミノ酸がたくさんつながった物質です。アミノ酸は比較的小さな分子ですが、タンパク質は100個以上のアミノ酸がつながってできているので、高分子の仲間です。また、タンパク質を構成するアミノ酸は20種類あります。

④タンパク質はそもそもどうやって消化されるの?

タンパク質の消化はタンパク質分解酵素という酵素の作用で消化されます。ヒトの体内ではタンパク質の消化は主に胃の中で行われます。ペプシンという酵素がタンパク質を分解してアミノ酸にします。

⑤じゃあ体にあるタンパク質はどうやって作られるの?

体の中にあるタンパク質は、食べ物の中のタンパク質を消化して生じたアミノ酸を原料に体の中で作られます。このとき、遺伝子の情報によって決められた順番でアミノ酸が数珠つなぎになって必要なタンパク質が作られます。髪の毛の原料になるものもあればタンパク質分解酵素のような酵素になるものもあります。

⑥遺伝子にタンパク質の情報が入っているのは分かったけど、遺伝子の情報はどういう仕組みでタンパク質の情報に反映されるの?

次の高分子未来塾®の記事を楽しみにしてください。

小林副塾長