こんにちは。関西支部レンジャーのかわむらです。
2018年9月から1年間、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州立大学アマースト校(UMass Amherst「ゆーます・あまーすと」と呼んでいます)のPolymer Science and Engineering(高分子科学・工学科、「PSE(ぴーえすいー)」とみんな呼んでいます)に留学しました。
今回は、UMass AmherstやAmherstでの生活について紹介します。

●UMass Amherstはどこにあるの?
UMass Amherstはボストンがあるマサチューセッツ州の西側に位置します。
ボストンから車で2時間ほどのAmherst(アマースト)といういなか町にあります(写真1)。
じつは、ボストンのローガン空港よりも、おとなりのコネチカット州にあるブラッドレー空港の方が近いです(車で45分)。
Amherstのまわりには、Amherst College(アマースト大学)やMt. Holyoke College(マウントホリオーク大学)、Smith College(スミス大学)、Hampshire College(ハンプシャーカレッジ)があって、UMass Amherstを含めてFive Colleges(ファイブカレッジズ)と呼ばれています。
このようにたくさんの大学があるので、アマースト近辺は学生さんが多く住んでいます。
海外から来ている学生さんが多いこともあるでしょうが、地元の人たちはとてもやさしく、ゆっくりとした英語で話してくれて、私たちのつたない英語もちゃんと聞いてくれます。
のどかな、とても住み心地のよい町です。

写真1. Amherstの町役場

●UMass Amherstはどんなキャンパス?
とても広くて緑ゆたかなキャンパスです。
キャンパス内にはリスが走っていたりしますよ(写真2)。
UMass Amherstの一番フォトジェニックな場所はここです(写真3)。
池の向こうに教会と図書館があります。
図書館は26階建てで、24時間あいていて学生さんが勉強や調べ物をしたりしています。

写真2. キャンパスで暮らすリス

写真3. 冬のキャンパス池からの教会と図書館

●UMass AmherstのPSEはどんなところ?
PSEには学部はなく大学院のみです。
日本では、自分の卒業した大学と同じ大学院に進学することが多いですが、アメリカでは卒業した大学とちがう大学院に進学することが多いようです。
また、学部で勉強した分野とちがうところに行く人も多いようです。
PSEでは化学だけでなく、コンピュータや物理など、さまざまな分野の人たちが、アメリカだけでなく、中国やインド、韓国、ドイツなど世界中から集まってきます。
なので、9月に新学期がはじまると、1年生(日本では修士1年生にあたります)はまず、高分子化学に関連するたくさんの科目や実験実習をみっちりと勉強します。その後、11月ぐらいに研究室に配属されます。
PSEは単独で建物を持っていてConte Polymer Research Center(こんて・ぽりまー・りさーち・せんたー)、通称「Conte(こんて)」と呼ばれています(写真4)。
入口を入ると、PSEの教員の写真が掲示されています。
ん?真ん中に「Reika Katsumata」って書かれていますね。
そうです、PSEには日本人の勝又麗香(かつまたれいか)先生がいらっしゃいます。
学生さんたちにはひとりひとり机が用意されています。
また、実験室は設備が整っていて、基本的に1人で1つのドラフトを使用しています。
最新鋭の電子顕微鏡など、ポリマーを作るところから、ポリマーの機能や構造を調べるためのありとあらゆる装置がそろっています。

 

写真4. Conteを正面から(左),入口にある教員の写真(右).

●UMass Amherstのまわりには何があるの?
緑があります!図書館からとった写真を見てください!!(写真5)
農業がさかんで、とうもろこしやタバコ、ブルーベリー、イチゴなどのとっても広い畑があります。
また、酪農もさかんで、あちこちにウシや馬がいます。

 

写真5. 図書館の23階からとったUMass Amherstのまわりの景色

  

写真6. かわむらの作品(左)とPSEの学生さんの作品(中央・右).レベルがぜんぜん違います.

春には、取れたてのメープルシロップがかかったパンケーキを楽しむことができます。
ブルーベリーやイチゴ狩りもできます。
夏になると、絞りたてのミルクでつくったソフトクリームを食べることができますよ。
秋には、とうもろこし畑に迷路ができて、迷路遊びができます(「コーンメイズ」といいます)。
ハロウィーンにはパンプキンカービングをして、家の前に飾っています。(「ジャック・オー・ランタン」といいます。写真6)
「はらぺこあおむし」の作者、Eric Carle(エリック・カール)の出身地で、エリック・カールの美術館もあります。
また、マサチューセッツ発の有名なロウソクのお店「Yankee Candle(ヤンキーキャンドル)」があり、自分の好きなロウソクを作ることもできます。
とっても自然が豊かですごしやすいところですが、バスの本数が少なくて、電車もはしっていないので、車がないと生活が大変です。
でもAmherstでは、テレビで紹介されるニューヨークやロサンゼルスといった大都会のアメリカではなくて、旅行ではほとんど行くことがない、いなかのアメリカを体験できますよ。
ボストンから車で2時間ですので、ぜひ一度訪れてみてください!!

関西支部レンジャー:かわむら