みなさん、こんにちは!学生レンジャーの樫村です。
今回は「大阪有機化学工業株式会社」さんの研究所訪問パート2です!

パート1では、大阪有機化学工業さんが化粧品などの身近なモノの原料である「アクリル酸エステル」をつくっていることを紹介しました。
このパート2では、大阪有機化学工業さんのアクリル酸エステルが、
①他にどんな身近なものに使われているのか、
②これからの世界でどのようなモノに使われるのか
を紹介します!

突然ですが質問です!皆さんは何を通してこの記事を見ていますか?

パソコン?タブレット?それともスマホ?
ほとんどの人がその「ディスプレイ」を通してみていると思います。

するどい人はもう気づいたかもしれませんね。
そうです、「アクリル酸エステル」はこのような「(液晶)ディスプレイ」の中身に使われているのです!


ディスプレイの中身は、上の図のようにたくさんの層が積層されてできています。
「アクリル酸エステル」はこの中の「カラーフィルタ」という、光を通すとその光に色を付けることができる層に使われています。
「カラーフィルタ」は赤・青・緑の三色の「画素」と、それを区切る「ブラックマトリクス」からなります。
そして大画面の液晶層の厚みを一定にする目的で「フォトスペーサ材」がブラックマトリクスの上に配置されています。
*色の混ざり合いを防ぐのはブラックマトリクスの役割です。
この画素を光が通ることで赤・青・緑の光になり、それらの光が足し合わさることで自在に色を変えています。
フォトスペーサ材はその光が意図せず混ざり合わないように区切る役割で、これがあることで色が鮮やかになります。

みなさんが見ているディスプレイも、ものすごーく近づいてみてみると赤・青・緑の点の集まりになっているのですが、ほとんど目では見えないと思います。
つまり、目に見えないくらい小さい画素が敷き詰められているということです(!?)

大阪有機化学工業さんでは「アクリル酸エステル」をもとにした高分子材料により、この画素とフォトスペーサをきれいに細かい間隔で並べることを可能にしています。
どれくらい細かいかというと数μmから数十μm : 髪の毛の太さの十分の一くらいの大きさです。

わたしたちがディスプレイで鮮やかな画像や動画を見られるのも、アクリル酸エステルのおかげなのです。

前回と合わせて、大阪有機化学工業さんのアクリル酸エステルは現在のわたしたちの生活の様々な身近なモノに使われていると紹介してきました。

しかし、それだけではありません!大阪有機化学工業さんでは、次世代の材料も作っています!

エラストマーです。これはゴムに近い物質ですが、エラストマーである透明な膜に電気をかけると変形します。(黒い部分は導電ペースト:電気をかけるところ)

エラストマーIMG_0040
(実験の動画)

つまり、エラストマーに電気をかけることで、その電気を力に変換することができるのです。
これにより人工の筋肉(アクチュエータ)や、身に着けることで動きを感知するセンサーなどに使えると期待されます。わくわくしてきますね!

このように、大阪有機化学工業さんのアクリル酸エステルをもとにした材料は、今だけでなく未来の社会でも活躍することでしょう。

樫村 学生レンジャー