2015年のノーベル化学賞はDNA修復機構に関する研究が受賞対象となりました。

なんと、高分子関係の受賞です!

何とも強引すぎるこじつけ、といわれそうですが、DNAはれっきとした高分子です。

DNAは試験管内で取り扱うには比較的安定な生体分子なのですが、生物は,特に人の生命活動は数十年にわたるので、その時間スケールにおいて、DNAは様々な障害を負うことが知られています。

というわけで、生物にはDNAを速やかに修復する機構が備わっています。

高分子であるDNAのごく小さい部分をタンパク質(タンパク質も高分子です)である酵素が認識して、正確に修復してくれているのです。

そのおかげで、外界からの刺激をいろいろ受けても生命活動を維持することができるのです。

このように高分子が高分子を認識して高分子を修復するという現象は非常におもしろいです。

生命現象の解明を研究したいという方は、高分子学会に是非ご参加ください。

高分子の絡み合いを研究するのも高分子学会の使命です。