こんにちは、増田レンジャーです!
いつのまにかすっかり秋らしくなってきましたね。(むしろ冬が近いくらいでしょうか…!?)

高橋レンジャーに続いて「海月研究所」の紹介をしたいと思います。

前回はクラゲの資源としての利用やクラゲの加工プロセスについて紹介してくれました。
海を泳いでいたクラゲを加工する製造プラントなど驚きでしたね。
今回の記事では、クラゲからどのような製品が生まれるのか、どのような利用につながるのか見ていきましょう。

まずは、加工後のクラゲがどのような姿になるかというと…
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写真のような「粉」になってしまいます。
これがクラゲから取り出した材料の姿です!
クラゲからとりだせる材料は主に「コラーゲン」と「ムチン」の2種類で、10:1くらいの比率でとれるそうです。

まず、コラーゲンは聞いたことがある人も多いかもしれません。
コラーゲンは軟骨や皮フの構造をつくるタンパク質として知られています。

コラーゲンの中にもいくつか種類があって、一般に販売されているのは動物の骨や皮フなど「硬い」ところ由来で、I型コラーゲンと呼ばれています。(ヒトでは28種類の型があるそうです…!)
一方、クラゲから取れるものは「やわらかい」ところ由来でI型とは異なる分類になります。
したがって、I型のコラーゲンとは異なる性質を持った新しい素材として期待されています。

最新の研究では、皮フの再生を促進する効果も報告されており、医療分野での展開が期待されます!

次に、ムチンも体内に存在する物質でタンパク質と糖が結合したものです。
コラーゲンと同様にクラゲから得られたムチンも構造に特徴があるようです。
ムチンはヒトでは目や関節液に存在していて、クラゲからのムチンは関節治療への利用が期待されています!
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これらは、医療など付加価値の高いターゲットでしたが、もう少し身近なところだと化粧品や食品などを目指した商品開発もされています。
将来、クラゲは素材として私たちの生活を支えるもののひとつになるかもしれません。
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クラゲという一つの生き物に、食品(そのまま食べるものから今回の商品開発まで)、医用、またノーベル賞を受賞した緑色蛍光タンパクなどとても色々な側面・視点があることにおどろきました。
クラゲが資源・材料として今後どのように広がっていくのか、とてもワクワクします。

ますだレンジャー