こんにちは。中国四国支部のえんどうレンジャーです!
みなさんが怖い思いで行くと思われる歯医者さんでは、虫歯の治療にプラスチックを使っています。知っていますか?

コンポジットレジン(CR)と言われています。
「レジン」は「樹脂」の意味で、プラスチックのことです。
虫歯は放っておくとどんどん進んでしまいますので、虫歯の部分を削ってから、削った部分を埋めるのに使います。

科用コンポジットレジン
(トクヤマデンタル社製、トクヤマデンタルHPより)

その他の材料(セラミックなど)で治療する場合に比べて、あまり削らなくても治療ができるので、みなさんがイヤな歯をドリルで削る作業が短くてすむという利点があります。

でも普通の接着剤は乾くのを待つのが普通で、時間がかかりますよね。
CRはなんで光を当てるだけですぐに固まるのでしょうか。

強力な接着剤の場合、二種類の接着剤を混ぜて使うものがあります。
これは「主剤」と「硬化剤」という二種類の溶液を使います。
これを混ぜると固まるので、そのまま置いておけるのが便利です。
使いたいときに固まっていたのでは困りますからね。

プラスチックは化学の目で見ると、複雑な網の目のようになることで固体になります。
硬化剤は主剤の分子と分子の間に「架橋」と呼ばれる橋を架けて、網の目を作る役割をしています。
ここに化学反応が使われています。

あんまり早く反応すると混ぜただけで固まってしまいます。
それでは困りますので、混ぜてから接着するところに塗るまでの時間を考えて、いろいろな工夫により、少し時間をかけて反応するようにしてあります。
だからだんだん硬くなってくるわけですね。

ここでCRは、紫外線を当てると反応するようにしてあります。
そうすると、紫外線を当てなければ固まりません。
ですから、塗ってから光を当てて固まらせればいいので、光を当てなければずっと柔らかいままですし、光を当てるとすぐに固まり始めます。

歯医者さんが接着剤を使う口の中は唾液ですぐ濡れてしまいますし、乾きにくくて大変です。
患者さんも、「口を開けたまま30分待ってくださいねー」と言われても困りますよね。
しかしCRは、紫外線を当てるだけで素早く固まりますので、とても便利です。

最近は工作用のCRもあります。
工作関係のお店で「UVレジン」という名前で売っています。
100円ショップにも置いてあったりしますので、試してみてはどうでしょう。
きれいなインテリアも作れます。
ただ、紫外線も種類がありますし、しっかり当てないと固まりませんので、試してみる必要があります。
色々工夫して作ってみてはどうでしょうか。

えんどうレンジャー