前の記事では、タンパク質は20種類のアミノ酸からできており、アミノ酸の順番(配列)次第でタンパク質の種類が変わることを説明しました。

では、どのようにしてタンパク質のアミノ酸配列は決まっているのでしょうか?

 

①遺伝子ってなぁに?

細胞の性質を決める情報を持っているもので、ほとんどの生物はDNA(デオキシリボ核酸)からできています。DNAも高分子の仲間です。


図1 DNAの模式図.二重らせん構造をとるのが特徴です。

DNAってなぁに?

DNAは、デオキシリボースというと、アデニン(A)チミン(T)シトシン(C)グアニン(Gという塩基と、リン酸の三つの成分からなるヌクレオチドが数珠つなぎになった高分子です。


図2 DNAは塩基、糖、リン酸がつながってできています。
DNAはどうやってタンパク質になるの?

DNAが直接タンパク質になるわけではありません。先にDNAには4つの塩基があると書きました。その塩基の並び方によって細胞内で作られるタンパク質がかわるのです。

 

図3 DNAは、決まった塩基同士で対をなします。

 

DNAの塩基は4種類しか無いのに何で20種類のアミノ酸の情報がはいっているの?

塩基三つで一つのアミノ酸を指定しています。塩基が三つあると64通りの組み合わせができるので、20種類のアミノ酸が決められるのです。

図4 DNAの遺伝暗号(コドン)表.

 

⑤DNAの塩基の配列情報がタンパク質のアミノ酸配列を決めるのは分かったけど、DNAの情報はどうやってタンパク質になるの?

DNAの塩基配列情報を鋳型としてRNAという物質が作られます。このRNAがタンパク質を作る細胞内工場であるリボソームに送られ、その設計図を元にタンパク質が組み立てられます。

 

⑥体の中でタンパク質が作られる様子は大体分かったよ。これでノーベル化学賞の研究内容は分かるかな?

次回は分子進化について説明しますね。

小林副塾長