～基礎から最新分析情報まで～
＜趣旨＞高分子は、生活用品やヘルスケア、エレクトロニクスなど、非常に幅広い分野で使用されている重要な材料です。一方で、高分子に関する機器分析装置の進歩に伴い、研究者や技術者の測定原理に対する理解や解析力の低下が懸念されています。
本セミナーは、研究者や技術者の機器分析および解析評価に関する知識とスキルの向上を目的として、2017年より開催しており、今回で第8回目を迎えます。
今年度は、コロナ禍以降に実施していたオンライン、ハイブリッド形式から変更し、会場でのオンサイト開催のみといたします。これにより、参加者の皆様には、出展企業によるプレゼンテーションを通じて最新の分析技術を確認し、展示会場で機器・解析装置、ポスター展示を直にご覧いただき、メーカー担当者と直接対話することで、理解をより深めていただけます。
また、今回もセミナー会場では、著名な講師陣による基礎講座およびトピックス講座を開催し、高分子化学や高分子解析の基礎から応用に至るまで、実践的な知識を習得できる学習機会を提供いたします。
主催 ：高分子学会関東支部
日時 ： 2025年12月10日（水）9：45-17：30（開場9：30予定）
開催場所：タワーホール船堀 （午前）5階小ホール / （午後）1階展示ホール
〒134-0091 東京都江戸川区船堀4丁目1-1（都営新宿線 船堀駅より徒歩約1分）
セミナープログラム （調整中） （午前）5階小ホール／ （午後）1階展示ホール
＜9：45～9：50＞
開会の挨拶 (東京大学) 吉江 尚子
＜9：50～10：25＞
【基調講演】 高分子と機器分析 (東京科学大学) 石曽根 隆
＜10：30～11：05＞
【基礎講座1】 分子構造の解析〜立体規則性から共重合組成まで〜
(東京科学大学) 佐藤 浩太郎
＜11：10～11：20＞
【技術プレゼン1】 分子構造解析分野
・赤外顕微鏡を用いた高分子材料のキャラクタリゼーション
(日本分光株式会社) 前田 真輝
＜11：25～12：00＞
【基礎講座2】 高分子の高次構造の解析 (東京都立大学) 山登 正文
(12：00～13：10 休憩 )
＜13：10～13：25＞
【技術プレゼン2】 高次構造解析分野
・Nanosurf社製原子間力顕微鏡の新しい測定モード「WaveMode」とメカニクス計測
(日本カンタム・デザイン株式会社) 出口 匡
＜13：30～14：05＞
【基礎講座3】 走査透過型電子顕微鏡による接着界面の解析
（産業技術総合研究所） 堀内 伸
＜14：10～14：30＞
【技術プレゼン3】 物理特性・化学特性評価分野（前半）
・高分子材料分野におけるガスクロマトグラフィー飛行時間型質量分析装置(GC-TOFMS) 活用方法
(LECOジャパン 合同会社) 樺島 文恵
・回転型レオメーターにおける高速周波数解析OWCh法の実装と応用
(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社) 髙野 雅嘉
(14：30～15：10 休憩 )
＜15：10～16：00＞
【技術プレゼン3】 物理特性・化学特性評価分野（後半）
・表面ナノ領域の化学構造と機械物性の同時分析 AFM-IR Resonance Enhanced Force Volume(REFV)
（ブルカージャパン株式会社） 土子 政貴
・準備中
(マイクロ・イクイップメント株式会社) 福田 隆晃
・ケミルミネッセンスによる酸化劣化評価について
(東北電子産業株式会社) 鮫島 良太
・山形大学・マテリアル先端リサーチインフラ(ARIM, エイリム)
(山形大学） 杉本 昌隆
(16：00～16：35 休憩 )
＜16：35～17：15＞
【トピックス講座】 リサイクル関連分析
ポリマーリサイクルの信頼性と将来を拓く分析技術～リサイクルの原料評価と開発支援～
（株式会社住化分析センター） 小川 留美 / 久保 葵
＜17：15～17：20＞
閉会の挨拶 (旭化成株式会社) 山本 剛弘
ポスター・展示会場（12：05～17：30予定） 1階展示ホール
分析機器の製品紹介、分析受託サービスについてのポスター展示
参加要領
１）定員：200名程度
２）参加費：2,000円（講演要旨集（PDF）込み・税込み）※申し込み時Web上での事前支払い
３）申込方法：こちらから
2025年12月9日（火）13時 までに申し込んでください。
連絡先
高分子学会 関東支部 高分子のためのキャラクタリゼーションセミナー2025係
℡：03-5540-3770
E-mail: kantoshibu@spsj.or.jp