<趣旨>高分子関連の業務に携わる若手研究者の方々を対象とした「若手社員のための高分子基礎講座」を開催します。この基礎講座は、新入社員のみならず新たに高分子関連分野の業務を担当される方々にも広くご参加いただけるよう企画しています。今年度も昨年度に、2泊3日の合宿形式で開催します。
「高分子とはどのような物性を持ち、どのように合成するのか」から始まり、その機能、用途、製造法、成形法、評価、製品開発の基礎的なポイントを解き明かしていく構成で、学生時代に高分子を専攻されなかった方々にも、高分子の重要事項を系統的に学習いただける内容となっています。さらに、個々のトピックスとして、高分子の配向、形状、バイオ、成形加工、環境、などの分野における高分子開発の最新動向なども盛り込みました。高分子研究、開発の第一線でご活躍の先生方をお迎えし、対面形式で学ぶ3日間は大変貴重な機会となります。各講義日には、講師の先生と少人数のグループで質疑を行う「グループQタイム」も設けています。講師と直接話すことで、講義内容のさらなる理解のみならず、日頃感じている様々な疑問の解決の手助けとなるでしょう。奮ってご参加ください。
主催:高分子学会関東支部
日程:11/25(火)、11/26(水)、11/27(木)
会場:リフレフォーラム(都営地下鉄 東大島駅 徒歩6分)
https://www.refre-f.com/access.html
形式:2泊3日の合宿形式(受講生は原則会場に宿泊)
プログラム
第1日=11月25日(火)
12:30-12:40 開会の挨拶
12:40-13:50 高分子とは (東京大学)吉江尚子
14:00-15:10 高分子合成の基礎1-逐次重合を中心に (東京科学大学)早川晃鏡
15:20-16:30 高分子合成の基礎2-連鎖重合を中心に (東京科学大学)佐藤浩太郎
16:40-17:50 高分子の構造物性-特に熱的・磁気的特性を中心に (東京都立大学)山登正文
18:00-19:00 グループQタイム(吉江、早川、佐藤、山登)15分×4回
19:20- 受講生と講師の交流会
第2日=11月26日(水)
7:00-7:50 朝食
8:30-9:00 多糖類と酵素 (宇都宮大学)金野尚武
9:00-9:30 高分子表面・界面の構造解析 (日本原子力研究開発機構)青木裕之
9:40-10:50 高分子の配向制御と高機能化 (群馬大学)上原宏樹
11:00-12:00 グループQタイム(金野、青木裕、上原)20分×3回
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 参加者の自己紹介
14:10-14:40 ポリオレフィンの機能と用途 (三井化学株式会社)植草貴行
14:40-15:10 廃棄プラスチックを肥料に変換するリサイクルシステム (千葉大学)青木大輔
15:30-16:40 世界はバイオポリマーにあふれている (北陸先端科学技術大学院大学)安田知一
16:50-18:00 21世紀の社会環境が求めるもの: GSC, 機能性にポリマー科学はどう対応すべきか?
(三菱ケミカル株式会社)清水史彦
18:10-19:10 グループQタイム(植草、青木大、安田、清水)15分×4回
19:30- 夕食
第3日=11月27日(木)
7:00-7:50 朝食
8:00-9:10 反応性高分子による高分子製品の高性能・高機能化 (住化カラー株式会社)眞田隆
9:25-10:35 成形加工における構造形成の基礎 (東京科学大学)鞠谷雄士
10:50-12:00 高分子化学の展望 (東京大学)伊藤耕三
12:00-13:00 昼食
13:00-14:00 グループQタイム(眞田、鞠谷、伊藤)20分×3回
14:00-14:10 アンケート回収、閉会の挨拶、解散
参加要領
1) 定員:36名(先着順、定員になり次第締切)
2) 参加費:75,000円(税込: 聴講費、教材費、宿泊・食費を含む)
注)2024年度から2025年度現在までに高分子入門講座もしくは高分子基礎講座(いずれも高分子学会関東支部主催)に参加実績のある方は、参加費を70,000円に割引いたします(リピート割)
3) 申込方法:こちらよりお申し込み下さい
4) 申込およびキャンセルの〆切:10月31日(金)(期日を過ぎてのキャンセルは参加の有無にかかわらず参加費を申し受けますのでご了承ください)
5) その他:演題・講演者・講演順は変更になる場合があります
お問合せ:〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F
公益社団法人高分子学会関東支部 2025年度若手社員のための高分子基礎講座係 TEL: 03-5540-3770, FAX: 03-5540-3737, E-mail: kantoshibu@spsj.or.jp