【日 時】令和3年9月21日(火)9:30~17:30 オンライン開催(Zoom)
【参加費】無料 (事前登録が必要です。詳細は下記【参加申込み】をご覧ください。)
【趣 旨】大型施設J-PARC MLFにおける中性子産業利用により、中性子は今や身近な材料構造解析ツールとなりつつあるが、一方で放射光(X線)と比べるとまだまだ敷居が高いとの声もある。これを補う試みとして、理化学研究所や北海道大学がそれぞれ開発・運用する小型中性子源が身近に使える線源として注目されている。そこで、本研究会では“手軽に” そして “おおらかに” 使える中性子を目指して大型施設と小型中性子源の使い分けをユーザーの皆さんと共に議論することを目的とする。今回は各研究機関での取り組み、及び最近の利用例を紹介し、身近な材料構造解析ツールとしての中性子の可能性や課題を考える。また、午前中のチュートリアルでは、異なる材料分野における小角散乱法の基礎と実践を講義し、産業利用の視点で小角散乱法の理解を深める場とする。
【プログラム】
9:30~9:40 開会挨拶 小泉 智(茨城大学)
チュートリアル −産業利用のための小角散乱法−
9:40 ~10:40 金属材料の小角散乱 大沼 正人(北海道大学)
10:40~11:40 高分子材料の小角散乱 小泉 智(茨城大学)
11:40〜11:50 中性子小角散乱の測定 ビデオ体験
11:50〜12:50 昼休み
12:50~13:40 RANS 普及型へむけた中性子定量評価への挑戦 大竹 淑恵(理化学研究所)
13:40~14:20 RANS 鉄鋼へのとりくみ 高村 正人(理化学研究所)
14:20〜14:40 RANS-II によるインフラ非破壊計測 藤田 訓裕(理化学研究所)
14:40〜14:50 休 憩
14:50〜15:20 北大中性子施設 HUNS のポリシー 大沼 正人(北海道大学)
15:20~15:50 HUNS のエネルギー分析型中性子イメージング 佐藤 博隆(北海道大学)
15:50~16:20 茨城県材料構造解析装置 iMATERIA の戦略、小型源との連携 小泉 智(茨城大学)
16:20~16:50 製品そのものを見る動的核スピン偏極の現状と今後 能田 洋平(茨城大学)
16:50~17:20 製品の現場を見る全反射組成分析法 前田 知貴(茨城大学)
17:20~17:30 閉会挨拶 大竹 淑恵(理研)
17:50~ オンライン 懇親会
【参加申込み】
申込フォームから9/14(火)までにお申し込みください。定員になり次第、締め切ることがあります。
メールでお申し込みの方は、(1)名前、(2)所属、(3)連絡先(E-mail address)をご記入の上、下記までお願いいたします。
茨城県中性子利用研究会 事務局 田中 志穂(tanaka@ibaraki-neutrons.jp)