ミニシンポジウム
ミニシンポジウムは、高分子討論会の直後にその開催地で、一泊二日の日程で、行っております。講演者は、若手の先生かたがたにお願いしており、泊まり込みでのディスカッションとなります。今年は、愛知県犬山市での開催となります。犬山の近くには明治村、犬山城、日本モンキーパークなどの観光地に恵まれています。ミニシンポジウム後には観光も楽しめます。気楽にご参加下さい。お待ち申し上げております。
主 催 |
高分子学会 関東高分子若手研究会 |
日 時 |
10月2日18:00より10月3日12:00まで |
会 場 |
サンパーク犬山 (→会場への交通) 愛知県犬山市甲塚48-3 Tel 0568-62-5510 |
講 演 |
タイムテーブル
- 静電相互作用により形成される環状両親媒性化合物による固体界面の光機能化
中川 勝 先生(東京工業大学 資源化学研究所) アゾベンゼンの光異性化反応は、分子形状の変化に伴う双極子モーメント変化を誘起する。この光機能性分子の固体界面への修飾により、光による表面エネルギー制御が可能となる。高機能性光応答薄膜を作製するためには、アゾベンゼンの光幾何異性化に要する自由体積の付与等の固体界面での分子設計およびナノ組織体構造の制御が必要不可欠となる。本研究では、剛直なカチオン性環状化合物と棒状のアニオン性アゾベンゼン誘導体から静電相互作用により形成される環状両親媒性化合物の単分子膜形成挙動、単分子膜中での分子配向性と光異性化挙動を調べ、固体界面におけるナノ組織体構造と光機能性の関係を述べる。
- 双頭型糖脂質がつくるポリマーオブジェクト
増田 光俊 先生(物質工学工業技術研究所 有機材料部 ポリマーオブジェクトグループ) 糖は方向性のある水酸基を複数もち、多点での水素結合が可能である。この糖残基がアルキレン鎖の両端に連結した双頭型合成糖脂質は水溶液中で自己集合し、繊維状構造体(ポリマーオブジェクト)を形成する。このポリマーオブジェクトの三次元分子配列の推定結果や集合形態の制御の可能性について述べる。また熱相転移挙動、別に得られた単結晶からの分子構造、分子動力学法による集合体中の分子間相互作用の解析結果についても紹介する。
- 蛍光偏光解消法による高分子鎖の局所運動の研究
角森 史昭 先生(東京農工大学 生物システム応用科学研究科) 高分子を分子レベルでながめたとき,高分子はどのような運動をしているのか,ということが問題となる.これまで,高分子鎖の局所運動のメカニズムを説明した理論が多く提出され,実験との整合性が検討されてきた.しかし,十分な結論は出されていない.そこで,主鎖中央に蛍光色素をもつ高分子を合成し,蛍光偏光解消法をもちいて局所運動を調べ,そのメカニズムについて検討した.
|
参加要領 |
1. |
参加費 |
参加費 無料 懇親会費 2000円 宿泊費 7854円(一泊二食付) |
2. |
申込方法 |
所属、住所、連絡先(含e-mailアドレス)を記入の上、e-mail、もしくは、郵送にてお申し込みください。 |
|
申込先 |
〒226-8503 神奈川県緑区長津田町4259 東京工業大学資源化学研究所光機能化学部門 森野慎也
TEL: 045-924-5246 FAX: 045-924-5276 E-mail : smorino@res.titech.ac.jp |