【6/1(金)開催】第4回産学イブニングセミナー<ポリマー・プレミアムイブニング>

<趣旨>
未来の材料開発を支える若手・中堅研究者・技術者に向けた少数参加型企画
<ポリマー・プレミアムイブニング>を開催します。日頃から抱えている疑問や
課題に、トップランナーの先生からアドバイスが欲しい!先端材料の開発秘話を
聞きたい!企業間の垣根を超えて、若手のネットワークを作りたい!などなど、
参加者が主役のセミナーです。産官学は問いません。奮ってご参加ください。

主 催
高分子学会関東支部
日 時
平成30年6月1日(金) 17:00-19:30
会 場
高分子学会 会議室
(東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6F)
交 通
東京メトロ有楽町線 新富町駅より徒歩5分
東京メトロ日比谷線 築地駅より徒歩7分

プログラム
講 演
<17:00 – 18:10>
エネルギー貯蔵・変換と高分子:興味の糸をどう紡ぐか? (横浜国大)渡邉正義
<18:30 – 19:30>
自由討論(軽食込み)

参加要領
1)定員15名 2)7000円(講演資料・軽食込み)3)申込方法 氏名・所属・連絡先を
明記し、E-mailで下記の連絡先までお申込みください。

連絡先
[104-0042] 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル6階
公益社団法人 高分子学会 関東支部 事務局
kantoshibu@spsj.or.jp 

その他
・参加者からは事前に質問を受付け、講師にお伝えいたします。
また、質問への回答は講演に含めていただきます。
・参加者全員が質疑・討論に参加していただきます。
・講師と参加者の交流が活発になるように、コーディネーターがつきます。

第88回武蔵野地区高分子懇話会 【5月30日開催】

主題: 高分子材料分析の最前線 ~日本電子YOKOGUSHIアプリケーションの紹介~

 

〈趣旨〉日本電子は、科学で社会の発展に貢献したいとの思いを糧に、電子顕微鏡をはじめ、分析機器、医用機器、産業用機器などの開発に努めてまいりました。特に主軸である電子顕微鏡や分析機器には豊富なラインナップを揃えております。

近年、高分子材料は複合化・多様化によって一層複雑になり、一方向からの分析だけでは不十分であり、多面的な観察・分析が求められています。我々は自社の多彩な装置群を有機的に応用し、「YOKOGUSHI(横串:装置横断的)アプリケーション」をキーワードに、これらのニーズにお応えしております。本懇話会では、これまでの研究成果の一端を紹介させていただきます。皆様の日々のお仕事に役立てていただければ幸いです。

 

主催:高分子学会関東支部

日時:2018年5月30日(水)13:30~17:30

会場:(株)日本電子 本社 開発館ホール (昭島市武蔵野3-1-2)

交通:JR青梅線 中神駅 北口より徒歩 約10分 https://www.jeol.co.jp/corporate/outline/map/

 

プログラム:

講演会+見学会 〈 13:30~17:30 〉

13:30~13:40 学会関東支部理事挨拶

東京農工大学 工学部 富永洋一先生

13:40~14:10 講演1:高分子材料を観る ~走査電子顕微鏡を使った観察手法の紹介~

(株)日本電子 SM事業ユニット 金子剛

14:10~14:40 講演2:NMRによる材料解析アプリケーションのご紹介

(株)JEOL RESONANCE 技術部 下池田勇一

14:40~14:50 休憩

14:50~15:20 講演3:高質量分解能MALDI-TOFMSによる合成高分子解析

(株)日本電子 MS事業ユニット 佐藤貴弥

15:20~16:10 講演4:高分子材料分析における多面的解析手法の紹介

~TEM, SEM, NMR, MS, XPS, FT-IRを用いた漆のキャラクタリゼーションを例にして~

(株)日本電子 アプリケーション統括室 新村典康

16:10~16:20 総合討論

16:20~16:30 見学班分け、休憩、移動

16:30~17:30 装置見学

 

懇親会 〈 17:30~19:00 〉

 

参加要領:

1) 定員 60名  2) 講演会+見学会 参加費 無料  3) 懇親会参加費 一般3,000円、学生1,000円 (当日徴収)

 

申込方法:

①氏名、②所属、③電話番号、④E-mailアドレス、⑤懇親会参加の有無、を明記の上、5月14日(月)までにE-mailで下記連絡先へお申込みください。

 

連絡先:

第88回武蔵野地区高分子懇話会 担当 小林邦子

konwakai@jeol.co.jp

第33回群馬・栃木地区講演会 開催報告

平成30年3月9日(金)に、群馬大学桐生キャンパスにて第33群馬・栃木地区講演会が開催された。はじめに、JXTGエネルギー㈱中央技術研究所・プリンシパルリサーチャーである田川一生博士から、「自動車用潤滑油に適用するポリマーとその摩擦特性」と題して、ご講演いただいた。潤滑油のトライボロジーに関して、豊富な経験とデータに裏打ちされた理論を解説していただくとともに、高分子材料が潤滑油の改質剤として有用であることが紹介された。高分子材料のトライボロジーは非常に重要であるにも関わらず、その現象の解釈が難しいことから学術研究はあまり行われていないなかで、田川先生のご研究は摩擦摩耗現象における高分子鎖の振る舞いに迫る本質的なものであった。

2件目のご講演は、東工大・安藤慎治先生による「光・熱・電子機能性ポリマー開発のための新しい分光法とその応用」であった。安藤先生がこれまで一貫して取り組んでこられた機能性ポリイミド材料の開発とその構造・物性を精密解析する分光学的計測手法やそれに合わせた装置の開発など、合成から物性、解析にわたる広範囲なご研究を解説していただいた。合成および物性を専門とするどの参加者にとっても、非常に示唆に富んだご講演であった。先生のご研究により、これまでにない光・熱・電子物性を有する機能性ポリマーが創出されることが期待されている。

また、上記の招待講演の間に、21件のポスター発表が行われ、発表者と参加者の間で熱心なディスカッションが行われた。参加教職員の審査の結果、下記の優秀ポスター賞2件、最優秀賞ポスター1件が選出された。

【最優秀ポスター賞】

群馬大学大学院理工学府 岩淵 龍之介

「組成及び混練りが熱可塑性エラストマーの物性とモルフォロジーに与える影響」

【優秀ポスター賞】

群馬大学大学院理工学府 増田 綾子

「In-situ計測によるシリコーン・エラストマーの延伸過程における構造変化と物性評価」

群馬県県立群馬産業技術センター 恩田 紘樹

「ノボロイド織布担持ルテニウム触媒を用いた改質ガス中のCO除去に関する検討」