高分子のための機器分析セミナー~基礎から材料評価・故障解析まで~【12/22(金)開催@大田区産業プラザ 小展示ホール】

<趣旨>
高分子に関する機器分析装置の進歩に伴い、研究者や技術者の測定原理に対する知識や
解析力が低下している現状があります。また、最先端分析手法や機器についても、
学術講演会等で知識を習得する機会が少ないのが状況です。高分子学会関東支部会では、
これらの問題の解決を目的として、高分子研究のための機器分析に関するセミナーを
開催する企画を致しました。

主催:高分子学会 関東支部
日時:12月22日(金)10:00~17:30
会場:大田区産業プラザ 小展示ホール
(〒144-0035  東京都大田区南蒲田1-20-20 )
交通:京急蒲田駅より徒歩3分

講演プログラム:
1.基礎講座

10:00 高分子と機器分析
東京大学大院新領域創成科学研究科 伊藤 耕三

10:30 分子構造の解析
東京工業大学大学院理工学研究科 石曽根 隆

11:00 高次構造の解析
首都大学東京大学院都市環境科学研究科 山登 正文

11:30 物理特性・化学特性の評価
東京工業大学物質理工学院 安藤 慎治

12:00~12:50  昼休憩

2.事例紹介
(高分子のキャラクタリゼーション)

12:50 光を用いた高分子の分析事例のご紹介
(株)堀場製作所 森 哲也

13:05 SEC-MALS分析の基礎
昭光サイエンス(株) 鶴田 英一

13:20 赤外・ラマンによる高分子分析
日本分光(株) 赤尾 賢一

13:35 光散乱法を用いた粒子径・ゼータ電位・分子量測定と最新トピックス
大塚電子(株) 田中 克治

13:50  MALDI質量分析による高分子分析
ブルカー・ダルトニクス(株) 工藤 寿治

14:05  GPC/SECカラムを使用しない分離手法、FFFによる高分子の評価事例
旭テクネイオン(株) 郷原 勇甚

14:20~14:25 小休憩

(高分子の表面・界面・構造解析)
14:25 高分子界面における最新の分析解析技術
(株)日産アーク 児嶋 伸夫

14:40 原子間力顕微鏡を用いた高分子材料解析
~高分解能観察から多彩なメカニクス計測まで~
オックスフォード・インストゥルメンツ(株) 谷口 幸範

14:55 AFMによるナノメカニクス評価
(株)日立ハイテクノロジーズ 水口 勝利

15:10 SPMによる表面・界面の解析事例
(株)島津製作所 藤 里砂

15:25 ナノフォトン社製ラマン顕微鏡RAMANforceの
ラマンイメージングによる高分子材料へのアプローチ
ナノフォトン(株) 能登 環奈

15:40 中性子散乱による材料構造解析~J-PARC中性子利用のお誘い~
茨城県 峯村 哲郎

15:55~16:00 小休憩

(高分子物性・材料機能の評価)
16:00 熱劣化の際のラジカル挙動-ESRによるin-situ評価
日本電子(株) 中井 由実

16:15 最良の熱分析結果を得るために~基礎とテクニック~
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株) 麻見 安雄

16:30 高分子特性解析における熱分析と最新の解析技法(DSC,ラマン分光同時測定)
(株)パーキンエルマジャパン 鈴木 俊之

16:45 高分子の劣化評価における熱分析
ネッチ・ジャパン(株) 塚本 理

17:00 粘弾性測定による高分子材料の評価事例
(株)アントンパール・ジャパン 宮本 圭介

17:15 高速AFMによる液中の動的観察
(株)生体分子計測研究所 小谷 則遠

17:30 終了

ポスター会場:出展者展示に依り、最新の機器分析の情報が入手できます。

<出展者> 21機関(五十音順)

●旭テクネイオン(株)
●(株)アントンパール・ジャパン
●茨城県
●大塚電子(株)
●オックスフォード・インストゥルメンツ(株)
●(株)島津製作所
●昭光サイエンス(株)
●(株)生体分子計測研究所
●綜研化学(株)
●ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン(株)
●ナノフォトン(株)
●(株)日産アーク
●日本電子(株)
●日本分光(株)
●ネッチ・ジャパン(株)
●(株)パーキンエルマジャパン
●(株)日立ハイテクノロジーズ
●ブルカー・ダルトニクス(株)
●(株)堀場製作所
●ライカマイクロシステムズ(株)
●(株)リガク

参加費:無料(講演資料なし)
1,000円(講演資料を含む)

問合わせ先: 公益社団法人高分子学会 関東支部
e-mail: kantoshibu@spsj.or.jp

2017年度「若手社員のための高分子基礎講座」開催報告

2017年10月18-20日の3日間にわたり、恒例の「若手社員のための高分子基礎講座」を横浜ゴム湘南セミナーハウス(平塚)で開催いたしました。今年度も全国各地から38名(23社)の若手社員の方々が参加し、基礎から応用までわたる13件の講義を熱心に聴講し、講師とのグループディスカッションを活発に行いました。朝8時から夜8時近くまでの合宿形式の密度の濃いスケジュールは大変な面もありますが、さすが若手の方々、夜は懇親会で講師の先生方も加わり、楽しく賑やかに親睦を深めることができました。幅広い講義の内容はもちろんですが、この基礎講座で築いた人と人の繋がりを、今後の社会人生活に生かしていただくことを、世話人一同、強く願っております。

最後になりましたが、本講座開講にご協力いただきました講師の先生方、高分子学会関東支部の幹事の先生方、高分子事務局に深く感謝いたします。

関東支部幹事担当 石曽根 隆(東京工業大学)

2017関東支部若手社員のための基礎講座
プログラムはこちら

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↑集合写真

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↑聴講の様子

 

2017年度若手社員のための高分子基礎講座

趣旨>高分子関連の業務に携わる若手研究者の方々を対象とした「若手社員のための高分子基礎講座」を開催します。この基礎講座は、新入社員のみならず新たに高分子関連分野の業務を担当される方々にも広くご参加いただけるよう企画いたしました。

「高分子とはどのような物性を持ち、どのように合成するのか」から始まり、その機能、用途、製造法、成形法、評価、製品開発の基礎的なポイントを解き明かしていく構成で、学生時代に高分子を専攻されなかった方々にもご理解いただける内容となっております。さらに、個々のトピックスとして、ゴム、自動車、光学材料、膜分離、環境などの分野における高分子開発の最新動向なども盛り込まれております。高分子研究、開発の第一線でご活躍の先生方をお迎えし、合宿形式で過ごす3日間は、講師の先生はもとより、他業種の参加者の方々とも交流・人脈形成をはかっていただく大変貴重な機会となります。2日目には、講師の先生と少人数でディスカッションを行う場も設けています。講義内容の更なる理解のみならず、日頃感じている様々な疑問の解決の手助けとなるでしょう。短期間で成果の期待できる本講座に奮ってご参加ください。

 

主 催 高分子学会関東支部

日 時 10月18日(水)12:30~20日(金)12:30

会 場 横浜ゴム湘南セミナーハウス(平塚市袖ヶ浜19-15 電話:0463-24-7611)

交 通 JR東海道線平塚駅南口下車、徒歩約20分、タクシー約5分

 

プログラム

第1日=10月18日(水)

< 12:30~14:20 >

オリエンテーション/自己紹介

< 14:30~15:50 >

1)高分子材料とは                                                                   (東京工業大学)高田十志和

< 16:00~17:20 >

2)高分子合成の基礎1―連鎖重合を中心に            (東京工業大学)石曽根 隆

< 17:30~18:50 >

3)高分子の構造物性―特に熱的特性を中心に          (首都大学東京)山登 正文

< 19:00~21:00 >

講師と参加者の交流会

 

第2日=10月19日(木)

< 8:00~9:20 >

4)高分子合成の基礎2―逐次重合を中心に            (神奈川大学)亀山  敦

< 9:30~10:50 >

5)高分子の性質と微細加工-レオロジーからナノファイバーまで (東京工業大学)松本 英俊

< 11:00~12:20 >

6)ゴムの基礎から自動車用ゴムまで            (長岡技術科学大学)河原 成元

< 13:00~15:00 >

7)グループディスカッション

< 15:10~16:20 >

8)自動車の軽量化・樹脂化の現状と将来展望             (大庭塾)大庭 敏之

< 16:40~17:50 >

9)高分子科学に役立つイオン液体                        (東京農工大学)大野 弘幸

< 18:40~19:50 >

10)光学材料とファンダメンタルズ                             (慶應義塾大学)小池 康博

 

 

第3日=10月20日(金)

< 8:00~9:10>

11)高分子を利用した血液分離技術                    (テルモ)本村 忠広

< 9:20~10:30>

12)成形加工/レオロジー                               (三井化学)伊崎 健晴

<10:40~11:50>

13)21世紀の社会環境が求めるもの: GSC、機能性にポリマー科学はどう対応すべきか?

(三菱ケミカル)清水 史彦

 

参加要領

1)定員 35名(先着順)合宿形式(個室)

2)参加費 54,000円(聴講費、教材費、宿泊・食費を含む)

3)申込方法 下記に氏名、勤務先、連絡先(電話、E-mail)を明記の上、高分子学会関東支部あてE-mailでお申し込みください。受け付けましたら、折り返しE-mailで返信します。もし、返信がない場合は、再度メールにてお申込みください。

受付後、9月末に請求書をお送りしますので、お支払いは銀行振込でお願いいたします(振込先は、請求書ご送付の際、お知らせいたします)

4)申込締切 9月4日(月)〔ただし定員になり次第締切〕

5)参加者は自己紹介で使うPower Pointのファイル(3枚以内)を10月10日(火)までに高分子学会事務局(E-mail:kantoshibu@spsj.or.jp)にお送りください。

 

申込先 [104-0042] 東京都中央区入船3-10-9 新富町ビル 高分子学会関東支部 2017年度若手社員のための高分子基礎講座係 電話:03-5540-3773、E-mail:kantoshibu@spsj.or.jp

第1回産学イブニングセミナー<ポリマー・プレミアムイブニング>

【趣旨】
未来の材料開発を支える若手・中堅研究者・技術者に向けた少数参加型企画<ポリマー・プレミアムイブニング>を開催します。日頃から抱えている疑問や課題に、トップランナーの先生からアドバイスが欲しい!先端材料の開発秘話を聞きたい!企業間の垣根を超えて、若手のネットワークを作りたい!などなど、参加者が主役のセミナーです。産官学は問いません。奮ってご参加ください。
【日時】
2017年10月6日(金)
【会場】
高分子学会事務局会議室
東京都中央区入船 3-10-9
新富町ビル6F
【交通】
地下鉄有楽町線「新富町」下車7番出口から徒歩7分、地下鉄日比谷線「築地」下車3番・4番出口から徒歩5分
【プログラム】
<17:00-18:10>
【講演】高分子材料の未来を考える(東大院工) 加藤隆史
<18:30-19:30>
自由討論(軽食込み)
【参加要領】
1)定員15名 2)7000円(講演資料・軽食込み)3)申込方法 氏名・所属・連絡先を明記し、E-mailで下記の連絡先までお申込みください。
【申込先】
事務局宛kantoshibu@spsj.or.jp
【その他】
・参加者からは事前に質問を受付け、講師にお伝えいたします。また、質問への回答は講演に含めていただきます。
・参加者全員が質疑・討論に参加していただきます。
・講師と参加者の交流が活発になるように、コーディネーターがつきます。
(筑波大長崎幸夫・NIMS内藤昌信)

第32回茨城地区「若手の会」交流会

<趣旨>本若手の会は茨城地区の高分子若手研究者の交流、活性化を目的として活動しております。交流会は毎年、産学官の研究機関より多数ご参加頂き、非常に活況を呈しております。32回目を迎える今回も、招待講演の他、参加者全員による自己紹介、レクリエーション、独自の形式で運営される話題提供講演など、多くの企画を盛り込んで開催致します。もちろん県外からの参加や、気持ちも若々しいベテラン研究者の参加も大歓迎です。

主 催 高分子学会関東支部 茨城地区「若手の会」

日 時 10月30日(月)10:00 ~ 31日(火)16:00

会 場 つくばセミナーハウス(茨城県つくばみらい市絹の台4-5-2 電話:0297-52-6611)

交 通 ①つくばエクスプレス 守谷駅またはJR常磐線 取手駅で関東鉄道常総線に乗り換え、新守谷駅下車、徒歩7分 ②東京駅から高速バス「守谷・水海道・岩井行」で新守谷駅入口下車、徒歩7分 ③常磐自動車道 谷和原ICより車で3分

プログラム

[招待講演]

1) 分子認識型核酸の獲得法                                                  (東大)吉本敬太郎

2) 濃厚Li電解質ポリマーの特異的な電気化学的挙動               (農工大)富永洋一

3) 脱XX色がモチベーションとなった液状π系分子材料の創出  (物材機構)中西尚志

 

[話題提供講演]

1) 高分子半導体を用いたトランジスタの開発                              (住友化学)岡地崇之

2) C4留分を原料とする化学品事業展開                                           (クラレ)荒谷一弘

3) 精密重合を用いた生体適合性ポリマーの開発                             (日油)今村龍太郎

4) 液晶性エポキシ樹脂のセラミックス界面での構造解析        (日立製作所)田中慎吾

5) 大粒径単分散ポリマー粒子の合成                                               (日立化成)安江健

6) 海外規格適合鉄道車両用電線の開発                                            (日立金属)三浦剛

7) π共役と主鎖らせんからなる刺激応答性ブロック共重合体の開発  (筑波大)林宏紀

8) オクタフルオロシクロペンテンをビルディングブロックとする含フッ素クラウンエーテルの合成                                                                               (茨城大)中嶋伸之輔

9) 光応答性分散剤の開発とその応用                                              (産総研)神德啓邦

10) Fluid or Elastic of Cellular Scaffolds for Regulation of Biological Functions

(物材機構)南皓輔

 

[ポスターセッション]

数十件予定

参加要領 1) 定員70名 2) 参加費(当日受付)①社会人13,000円、②学生3,000円 3) 懇親会費(当日受付)①社会人3,000円、②学生3,000円 4) 申込方法 氏名、所属、連絡先(電話、E-mail)、ポスター発表の有無(有の場合、タイトル、発表者名、所属)を記入し、E-mailで下記宛お申込下さい 5) ポスター発表要旨 A4用紙1枚 形式は申込時点でご連絡します E-mailで下記宛送付下さい 6) ポスター発表参加申込・要旨提出締切 9月15日(金) 7) 一般参加申込締切 10月10日(火)

申込・連絡先 〒305-0841 茨城県つくば市御幸が丘41 株式会社クラレ 有馬隆広

Tel:029-853-1604 Fax:029-853-1543 E-mail:Takahiro.Arima@kuraray.com

中学生・高校生のためのサイエンスセミナー2017 高分子体験教室

みなさんの身の回りにある繊維,ゴム,プラスチックなどの材料を高分子と言います。高分子はゲルやフィルムなどに形を変え,日用品から電気製品まで幅広い分野で利用されています。多くの高分子は石油から製造されていますが,環境負荷の軽減という観点から動植物を原料とする高分子も盛んに開発されています。本セミナーでは,先端科学技術の一端に触れて,みなさんの夢をはぐくむ機会となるよう,産学から先生方を招き,一緒に高分子を作ったり,機能が発現するしくみを実験し,解説してもらいます。科学が好きな人,何となく興味やあこがれをいだいている人,みんな大歓迎です。

主催 高分子学会 関東支部

日時 2017年7月22日(土) 13:00 ~ 16:00

会場 科学技術館 4階スタジアムL(東京都千代田区北の丸公園2-1 電話03-3212-8544)

プログラム

講演・実験

<13:00 ~ 13:15>

あいさつ(高分子とは)  (千葉大院・工) 谷口 竜王

<13:15 ~ 13:55>

あなたが使っている高分子  (ライオンスペシャリティケミカルズ) 椙山 崇

<14:10 ~ 14:50>

においを通さない高分子・光を操る高分子  (旭化成) 東 直樹

<15:05 ~ 15:45>

混ぜてつくる高分子  (千葉大院・工) 谷口 竜王

<15:45 ~ 16:00>

まとめ  (千葉大院・工) 谷口 竜王

対象 中学生・高校生・教員(保護者の方も聴講できます)

参加要領 1)定員 30名 2)参加費 50円(保険料として当日集めます) 3)申込方法 氏名(ふりがな),年齢,自宅住所,電話番号,学校名,学年を記入したE-mailを下記のアドレス宛に送付してください。4)申込締切 7月14日(金)

申込先 〒104-0042 東京都中央区入船3-10-9 公益社団法人高分子学会 関東支部 中学生・高校生のためのサイエンスセミナー係 電話 03-5540-3773,E-mail kantoshibu@spsj.or.jp